統合失調症ABC
統合失調症の症状や治療について、
わかりやすく解説します
7.再発のサインを見逃さない
再発の兆候(サイン)は人それぞれ違いますが、患者さん一人に限っていえば、再発するときはいつも同じパターンで始まることが多いといわれています。家族が気づきやすい再発のサインには次のようなものがあります。
家族がわかる再発のサイン(例)
1.
眠れない日が続くようになる
2.
イライラしている
3.
食欲が落ちている
4.
焦りや不安の訴えが多くなる
5.
発病時の体験を昨日のことのように語るようになる
6.
そわそわして、落ち着きがなくなる
7.
うつ症状になり、ぼーっと考え込んだりする
8.
被害的で、疑い深くなる
9.
行動的になり、異性にアタックしたり、仕事にトライする
10.
作業所やデイケアを突然やめて、仕事探しに出る
家族や周囲の方のサポートは再発防止の大きな力となります。 「いつもと違う」様子に気がついたら再発の可能性を疑って、すぐに受診させるようにしましょう。再発初期であれば薬の調整や生活上のアドバイスで切り抜けられることもあります。