どんなリハビリテーションがありますか?

病院やクリニックなどの医療機関では、精神科デイケア・デイナイトケア・ナイトケアなどをリハビリテーションとして行っているところがあります。
「朝なかなか起きられない」、「規則正しい生活を送りたい」など、まずは生活のリズムを整えることを目的にする方もいらっしゃいます。
デイケアでは、日中約6時間程度、デイナイトケアでは、10時間程度のプログラムが提供されますが、夜だけのナイトケアを実施している医療機関もあります。自分の病気を理解して病気とうまく付き合う方法を習得する「心理教育」や、他者との関係改善や生活上の技能を身につけるための「SST(生活技能訓練)」や、創作活動、体力づくり、また、就労準備など多様なプログラムが実施されています。
精神科デイケア・デイナイトケア、ナイトケアは、医療機関で実施されるものですので、主治医の指示箋が必要となります。希望がある場合は、その利用目的、回数や期間を主治医とよく相談して下さい。
費用は健康保健が適用になり、自立支援医療などの対象でもあります。また、それぞれの医療機関によって自己負担額が設定されますが、昼食や夕食などの食事提供がある場合もあります。
また、職業リハビリテーションを行っている機関としては、障害者総合支援法(旧.障害者自立支援法)の就労移行事業所、就労継続B型などがあります。また、各都道府県の障害者職業センターでも、就労にむけてのリハビリテーションと支援を行っています。