双極性障害(双極症)ABC

双極性障害早わかりガイドです

監修:加藤 忠史 先生
順天堂大学医学部精神医学講座
主任教授

10.ご家族だけで抱え込まないために

ご家族がゆとりをもった生活を

ご家族のサポートは双極性障害の治療において大きな力となりますが、「家族の問題だから…」と自分たちだけで解決しようと無理をしないでください。ご家族を支えるためのさまざまな社会制度や支援している人のネットワークがあるので積極的に活用しましょう。周囲に支援を求めて、ご家族が自分自身の心身の健康を守り、ゆとりをもって本人をサポートするよう心がけましょう。

家族がゆとりをもつために

自分自身の心身の健康を守りましょう

ときには自分だけの時間をもったり、趣味を楽しんだりしましょう

友人に会うなど、人間関係を広くしましょう

困ったことや悩みごとを相談できる相手を見つけましょう

地域の援助サービスや支援窓口を積極的に活用しましょう

自分自身が楽しく過ごすことが患者さんの症状にも良い影響となります。

困ったときに支援してくれるネットワークづくり

地域で暮らしながら療養するカギは、地域の専門スタッフや相談窓口、家族会など、支援しているさまざまな人とのつながりをつくって、上手に力を借りることにあります(困ったときの相談窓口を参照ください)。困ったことやわからないことがあれば、その都度気軽に相談して、ネットワークを広げていくようにしましょう。

相談に応じてくれる専門スタッフ

病院の主治医や精神保健福祉士(PSW)のほか、地域の相談窓口(市町村の障害者福祉の担当課、保健所・保健センター、精神保健福祉センターなど)が相談に乗ってくれます。
特に精神保健福祉士は精神科の患者さん専門の福祉職で、年金などの経済的な問題や、社会復帰、地域生活など、日常生活で直面するさまざまな問題について相談を受け、助言・指導・援助をおこないます。精神保健福祉士への相談を希望する場合には、主治医に相談してみましょう。

困ったときの相談窓口

困ったときの相談は、かかりつけの医療機関のほかに、最寄りの保健所、精神保健福祉センターでも受け付けています。ご本人だけでなく、ご家族の方も直接、窓口で相談できるほか、電話での相談も受け付けています。

厚生労働省

こころの健康相談統一ダイヤル

電話をかけた所在地の精神保健福祉センターをはじめとする公的な相談機関につながります。電話相談の受付時間や曜日は、相談先によって異なります。

Tel: 0570-064-556

PHS電話、IP電話、プリペイド式携帯電話、列車公衆電話、海外からは接続できません。


公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

みんなねっと相談室

病気のことや経済的な悩み、生活上の問題、障害年金等の福祉制度に関する質問などを含め、同じ家族の立場の家族相談員が本音の相談に応じます。

Tel: 03-5941-6346

毎週水曜日 10:00-12:00、13:00-15:00


公益社団法人全国精神保健福祉会連合会

みんなねっとサロン(ご家族向け)

みんなねっとサロン(ご家族向け)

精神疾患・障害のある方と過ごすご家族が、直面している出来事や抱える気持ちなどを、パソコンやスマートフォンを通じて匿名で相談し合う場です。(登録無料、ご家族専用の交流サイトです)


特定非営利活動法人日本双極性障害団体連合会

NPO法人ノーチラス会

NPO法人ノーチラス会

双極性障害に特化した患者団体として、疾患啓発活動や会員相互の助け合いなどの活動を行っています。電話相談も行っています。

(2023年5月現在)