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回復を促す家族の接し方

ステージ別 患者さんとの向き合いガイド

発症期

いつもとちがう変わった行動に注意

変わった行動をとることがあり、ご家族が気づくケースが多くあります。

  • ・急に理解しがたい突飛な行動をとる。
  • ・あるはずがないことを信じている。
  • ・徐々に様子が変わり、生活習慣が乱れてくる。
ご家族の対応
  • ・様子がおかしいと気付いたら、すみやかに医療の専門家から情報を得ましょう。
  • ・病気を否定したい気持ちをおさえ、病気として早く受け入れ、早期に医療機関を受診することが早期回復につながります。
  • ・興奮したときにケガがないよう、安全を確保しましょう。
第一目標は医療機関の受診

  • ・ご本人になにも言わず、だまして連れていくのは問題です。
  • ・ご本人の不安をかき立てないようにしましょう。
  • ・受診の必要性に関して、一貫した態度をとりましょう。
  • ・説得は落ち着いて根気よく、ねばり強くそして優しく。

  • ・ご本人の話がつじつまがあわなくても耳を傾ける姿勢をとりましょう。
  • ・ご家族が本当に心配していることを誠実に伝えましょう。
  • ・病名告知は時期を選び、気持ちを十分配慮しつつ、病気への対処法や治療の有効性も説明しながら行いましょう。
  • ・静かで刺激の少ない環境を確保し、やさしく包み込む空間を意識して作りましょう。

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入院

長い目で見守りましょう

  • ・まずご家族が落ち着くこと。
  • ・入院後に環境の変化が原因で悪化する人がいますが、薬物療法の効果がでてくると徐々におさまるので一喜一憂しないようにしましょう。
  • ・見舞うときは温かく、焦らず見守る態度が大切。
  • ・約束は守るようにしましょう。
  • ・病気のための言動に振り回されないようにしましょう。

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退院後、社会復帰

あせらず一歩一歩、再発防止

  • ・退院後は、急性症状(妄想などによる激しい興奮)が落ち着いた後ですから、ひきこもりや意欲の低下は普通のことです。あせらずあきらめずに見守りましょう。
  • ・赤ちゃん返りや依存的、身の回りへの無頓着などが起こる場合もあります。
  • ・ご本人が自分の力で生活していけるように、できないところを補いつつ温かく見守りましょう。また無理のないよう、できることから始めるように励ましていきましょう。
  • ・ご本人に回復の目標をもってもらうようにしましょう。
  • ・薬の継続的な服用の必要性を説明し、再発予防に努めましょう。
  • ・ご家族が共倒れにならないよう、支援サービスをうまく利用しましょう。
【出典】
白石弘巳, 家族のための統合失調症入門 河出書房新社
東京武蔵野病院看護部編, 精神科急性期看護のエッセンス, 精神看護出版

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