本人が知っておくべきこと

3.社会復帰に向けて

うつ病の治療には時間がかかりますが、適切な治療を継続することで社会復帰することができます。
会社を休職中の方の場合、主治医と相談の上、復職に耐えられるぐらい回復していると判断されたら復職の準備をはじめてみましょう。ただし、遅れを取り戻そうと焦ることは禁物です。まずは少しずつ、働いていた時と同じ生活リズムに戻していくことが必要です。朝、出勤していた時と同じ時間に起きて近くの図書館に通ってみたり、スーツを着て会社の近くまで通勤の練習をしてみたりしながら、昼間の活動時間を少しずつ増やしてみましょう。最初は体力や集中力が続かず、すぐに疲れを感じてしまうかもしれませんが、病み上がりなのですから仕方ありません。その際、「まだ半日しか集中力がもたない」などと否定的に考えないようにしましょう。ずっと横になっていることしかできなかった時から比べると大きく回復しているのですから。焦らず、治療を続けながら練習すれば着実にできるようになります。
復職を考えている方は、ぜひ、復職をサポートする「リワーク(復職)プログラム」を利用してみましょう。リワークプログラムは障害者職業センターで実施されているほか、病院やクリニックでも実施しているところがあります。障害者職業センターで実施されているリワークプログラムでは、個別に支援計画を作成し、職場復帰に必要な生活リズムの改善や復帰後のストレスへの対処法とセルフケアの方法について学べるほか、パソコンや伝票を扱うデスクワークや立って行う軽作業など、実際の業務に近い作業プログラムを通じて職場復帰に向けたウォーミングアップを受けることができます。また、本人と雇用事業主、主治医との相談を通じ、職場復帰のコーディネートを行っています。リワークプログラムの期間は本人の状態やセンターによって異なりますが、3カ月程度のところが多いようです。詳しくは主治医や治療スタッフ、お住いの地域の障害者職業センターに相談してみましょう。

表示モード モバイルサイト PCサイト
all for your smile