お薬について

4.薬の副作用

口渇・便秘・尿閉

口が渇く(口渇)

口が渇くという症状は唾液の分泌が悪いために起こります。唾液の分泌は副交感神経によってコントロールされていますが、抗精神病薬の中にはこの副交感神経の働きを阻害するものがあり、唾液が出にくくなってしまう場合があります。
口が渇くと、唇が割れたり、話しにくくなったり、食べ物がのどを通りにくくなったりします。水分を十分にとる、キャンディーやガムをかむ、うがいをするなどの工夫で軽減できます。
最近は副作用の少ない新薬が開発されているので、薬の切り替えを医師に相談してもよいでしょう。

便秘になる

便秘も抗精神病薬の副作用の中でよくみられる症状です。自律神経症状の一つですが、腸の働きが悪い場合と、逆に活発になり過ぎて水分の吸収力が高まるために起こる場合とがあります。また、抗精神病薬以外にも、抗うつ薬や抗パーキンソン病薬などを使っている場合にはその副作用による可能性も考えられます。
便秘症状には一般的な下剤をつかうこと以外にも、作用が穏やかな緩下剤などの安全に併用できる薬がたくさんありますので、それらを利用することもよいでしょう。また、繊維質が多い食べ物(野菜や海藻)を多く取り入れた食事をとることや、適度な運動を日常行うこと、規則正しい生活をおくることなどで改善される場合もあります。

おしっこが出にくい(尿閉)

おしっこを出すためには、おしっこの溜まっている膀胱が収縮する必要がありますが、この膀胱を収縮させることには副交感神経が関係しています。抗精神病薬の中には副交感神経の働きを阻害するものがあり、膀胱をうまく収縮させることができず、おしっこが出にくくなることがあります。
おしっこが出にくいことは本人にとってとてもつらいことで、薬を飲むのをやめてしまう原因になることもあります。こうした症状は一日も早く薬の切り替えなどで改善して、適切な治療を続けられる状況にしましょう。

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