お薬について

4.薬の副作用

アカシジア・ジスキネジア

足がむずむずする(アカシジア)

錐体外路症状の一つにアカシジアと呼ばれる症状があります。 四肢にむずむずするような異常知覚を感じて、そわそわしてじっとしていられない状態になります。焦燥感が出てくることもあります。具体的な症状を次に挙げてみます。

このような症状から、アカシジアは別名、静座不能症あるいは着座不能症とも呼ばれます。
アカシジアが出た場合には、抗パーキンソン病薬(抗コリン性)、βブロッカーやベンゾジアゼピン系の薬剤が処方されます。また抗精神病薬の数や量を減らしたり、副作用の少ない薬剤に切り替えることで症状は改善されます。
ただし、この症状の特徴である落ち着きのなさや焦燥感は、他の精神疾患(不安等)と区別が難しいケースもあるため、医師に診断してもらい、対処してもらうことが重要です。

無意識に口が動く、手足が勝手に動く(ジスキネジア)

抗精神病薬を長い間飲んでいると、顔の表情をつくる筋肉や口の周辺、顎、舌、さらに手足や体そのものが自分の意志とは無関係に動くようになることがあります。
これは数カ月から、ときには数年以上経ってから現れることがある副作用で、遅発性ジスキネジアと呼ばれています。遅発性ジスキネジアは薬を止めても元に戻らないことがあるので、早目の対応が必要です。
まれに、舞踏病に似た症状といわれる異常な筋緊張や異常姿勢も含まれます。具体的な症状を挙げてみます。

ジスキネジアは子供や若い人に出ることは少なく、お年寄りになるほど出やすいといわれています。
また、本人にはあまり自覚がなく、家族や周りの人に指摘されて、はじめて知ることが多いともいわれています。 原因になっていると思われる抗精神病薬や抗パーキンソン薬を減らしたり、やめたりしても症状が無くならないことが多い症状です。症状を和らげるためβブロッカーやビタミンE、ベンゾジアゼピン系抗不安薬などが使われたりしますが、有効な治療薬は見出されていません。
なお多くの研究によって、新規抗精神病薬は従来型抗精神病薬に比べて遅発性ジスキネジアを起こしにくいことがわかっています。

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