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日本一を目指す熱き闘い(後編)
第7回全国精神障がい者バレーボール大会観戦記

4.予選リーグの激闘を勝ち上がった猛者たち

大会2日目の午前中を終え、予選リーグを制して決勝トーナメントに進んだのは、神奈川県『チームさいとう』(昨年優勝)、青森県『アップルボムズ』(昨年4位)、大阪府『あぶやまワンハーツ』、高知県『龍馬クラブ』(昨年準優勝)の4チームだ。

昨年の上位チームがズラリと顔を並べるなか、初めて決勝トーナメントに進出した『あぶやまワンハーツ』は、昨年3位の佐賀県の『わんわんクラブ』を制して3年越しの夢を果たした。

平井正さん(大阪府『あぶやまワンハーツ』キャプテン)

決勝リーグに駒を進めるのを第一の目標にやってきたのでうれしい。この1年、課題のメンタル面を強化しながら頑張ってきた努力が実ったんだと思います。決勝トーナメントでは挑戦者のつもりで、思いっきりぶつかっていくだけです。

決勝トーナメントになると、応援する側もさらに力がこもってくる。昨年の覇者・『チームさいとう』の応援に横浜から駆けつけた八木葉子さんも高ぶる気持ちを抑えながら語ってくれた。

八木葉子さん(神奈川県『チームさいとう』応援団)

『チームさいとう』のデイケアメンバーなんですけど、昨年優勝したときも応援に駆けつけました。『チームさいとう』は私の誇りです。今年もきっとやってくれると思います。

決勝トーナメントは2セット先取によるノックアウト方式。実力伯仲の上位チームだけにちょっとしたミスが勝敗に結びつく。どのチームの選手も負けられないという張り詰めた緊張感で顔が引き締まり、会場のボルテージも次第に上ってきた。
準決勝は、『チームさいとう』対『アップルボムズ』、『あぶやまワンハーツ』対『龍馬クラブ』の組み合わせ。昨年の覇者『チームさいとう』が『アップルボムズ』に敗れるという波乱も起きた。どちらのセットも25対24という僅差だったが、チームの実力が伯仲するなか、1つのミスが勝敗を分けるという勝負の厳しさをまざまざと見せつけた格好だ。準決勝にふさわしい白熱した試合展開となった。

林健二さん(神奈川県『チームさいとう』キャプテン)

公式戦ではずっと負けてなかったのですごく悔しい。試合はシーソーゲームだったけど、最後まで試合の流れに乗り切れなかったのが敗因だと思います。この悔しさをバネに、来年、雪辱を果たします。

棟方隆司さん(青森県『アップルボムズ』キャプテン)

去年の準決勝で『チームさいとう』に敗れた悔しさを胸にこの1年間頑張ってきました。その雪辱を果たすことができてうれしい。監督は奇跡だなんて言ってるけど、僕らはそうは思っていない。ここまできたら狙うは優勝です。

もう一方の準決勝『あぶやまワンハーツ』対『龍馬クラブ』のカードは、『あぶやまワンハーツ』が善戦したものの、強豪『龍馬クラブ』の前に涙を飲んだ。「負けはしましたが、いい経験になりました。もう1度チームを立て直して、来年また頑張ります」(平井正さん・『あぶやまワンハーツ』キャプテン)との言葉に、負けてもなお、前を見据えるたくましさが見える。

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