家族や身近な皆様に知っておいていただきたいこと

3.本人との接し方

うつ病は回復するまでに時間がかかる病気です。うつ病の方と生活をともにする家族にこの病気に対する理解がないと、「怠けているだけじゃないの」「この先どうするの」「逃げている」などといってしまうことがありますが、これらの言葉は本人の孤立感や感を強めて病気を悪化させてしまいます。また、本人を心配するあまり「頑張って」「いつになったら治るの」などの言葉をかけたくなることもありますが、励ましの言葉や本人を焦らせるような言動も禁物です。本人はうつ病になって休養せざるを得ない自分に対し無力感や罪悪感を抱いていることが多く、1日も早く元の生活に戻りたいと、だれよりも焦りを感じているからです。そっと見守ってあげることが大切です。
また、うつ病の時には物事の見方や考え方が否定的になりがちで、判断力も鈍っています。そのような時に「仕事を辞める」「離婚する」など、その後の人生を左右するような重大な決定をすることは避けたいものです。できるだけ先延ばしさせるようにしてください。
うつ病はよくなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ回復していきます。休養や治療が不十分だったり、社会復帰を急ぎすぎたりすると再発を引き起こしかねませんから、少し調子がよくなったからといって油断は禁物です。いい状態を維持して再発を防ぐためにも、本人の状態を見守りながら、調子が悪そうな時には無理をしないよう促しましょう。

ページの先頭に戻る