第4回 "異性"のこと気になる? - 回答結果 - 


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今回は「異性」のことについてお聞きしました。

回答者の約半数が好きな異性がいると答え、実際に特定の交際相手(パートナー)が「いる」または「欲しい」と回答された方は75%と大多数でした(Q1・2)。

一方Q3で性機能に関する症状について伺ったところ、男性では、性欲がわかない(54%)、勃起しない・射精できない(46%)など、65%の方が、女性では生理が止まる・不規則になる(61%)、性欲がわかない(47%)など、約80%と、男女とも多くの方が精神科の治療を始めてから何らかの性機能に関する症状を経験されていました。

その結果、これらの症状を経験された方の中には、身体のことが不安になった(37%)、結婚・異性関係をあきらめた(15%)、薬のせいだと思って薬を減らしたり止めたりした(19%)、精神科の受診を止めた(7%)、という方がいらっしゃいました(Q4)。

また、これらの症状が出たときの相談相手についても伺いましたが(Q5)、精神科の主治医・看護師に相談する(38%)は、誰にも相談せず(36%)と同程度であり、なかなかデリケートで相談しにくいことが推察されます。

しかし、自分の判断で薬や受診を調整しても(Q6)、結果的に性機能に関する症状の60% は変化なく、約60%の方では、かえって統合失調症の症状が悪化してしまいました。抗精神病薬が原因となる性機能障害は、お薬の種類や量の調整によって改善する可能性がありますから、恥ずかしがらずに専門家に相談されることをお勧めします。主治医に話しにくい場合は同姓のスタッフに話してみるのもよいでしょう。

この結果は、ご本人を対象に2010年1月〜2010年4月の期間にインターネットを通じて実施されたアンケートによるものです。

上島国利(精神科医師)
昭和大学名誉教授

回答数:73
性別
男性
37人
51%
女性
36人
49%

年齢
19歳以下
7人
10%
20〜29歳
33人
45%
30〜39歳
25人
34%
40〜49歳
7人
10%
50歳以上
1人
1%

Q1: あなたは、現在好きな異性がいますか?
1. はい
34人
47%
2. いいえ
39人
53%

Q2: あなたには、特定の交際相手(パートナー)がいますか?
1. 結婚している、または、交際相手がいる。
17人
23%
2. 現在はいないが、欲しいと思っている。
38人
52%
3. 現在いないし、欲しいと思わない。
18人
25%

Q3-1: 【男性の方へお聞きします】(複数回答可)精神科の治療を始めてから、以下の症状を経験したことがありますか?
1. 特にない
13人
18%
2. 性欲がわかない
20人
27%
3. 勃起(ぼっき)しない・射精できない
17人
23%
4. 胸が大きくなる・おっぱい(乳汁)が出る
3人
4%

Q3-2: 【女性の方へお聞きします】(複数回答可)精神科の治療を始めてから、以下の症状を経験したことがありますか?
1. 特にない
7人
10%
2. 性欲がわかない
17人
23%
3. 生理が止まる・不規則になる
22人
30%
4. 胸が大きくなる・おっぱい(乳汁)が出る
13人
18%

Q4: Q3で症状を経験したという方にお聞きします。その症状は生活や治療に影響しましたか?(複数回答可)
1. 特に影響はない
25人
34%
2. 交際相手・配偶者との関係が悪くなった
2人
3%
3. 結婚・異性関係をあきらめた
11人
15%
4. 身体のことが不安になった
27人
37%
5. 薬のせいだと思って薬を減らしたり止めたりした
14人
19%
6. 受診(精神科)を止めた
5人
7%

Q5: Q3のような症状が出た時、誰に相談しましたか?(複数回答可)
1. 誰にも相談していない
26人
36%
2. 交際相手・配偶者
7人
10%
3. 精神科の主治医・看護師
28人
38%
4. 婦人科・泌尿器科の医師・看護師
3人
4%
5. 医師・看護師以外のスタッフ
4人
5%
6. 家族
12人
16%
7. 友達・仲間
8人
11%

Q6-1:  Q4で「薬を減らしたり止めたりした」または「受診(精神科)を止めた」と答えた方にお聞きします。その結果、Q3 の症状はどうなりましたか?
1. 改善した
7人
41%
2. 変わらない
10人
59%

Q6-2:  Q4で「薬を減らしたり止めたりした」または「受診(精神科)を止めた」と答えた方にお聞きします。その結果、統合失調症の症状はどうなりましたか?
1. 改善した
3人
21%
2. 変わらない
3人
21%
3. 悪化した
8人
57%