お薬について

治療に用いられる薬

抗うつ薬の効果を高める薬
<増強療法>

抗うつ薬だけをつかった治療で症状が改善する方は約50%、寛解(症状がなくなること)する方は全体の約30%*1というデータがあり、主治医の指示どおりに治療を続けていてもなかなかよくならないと感じている方は少なくありません。抗うつ薬に非定型抗精神病薬を組み合わせて使う「増強療法」は、抗うつ薬の効果を高めることが知られており、抗うつ薬による適切な治療を行っても十分な効果が認められない場合、効果が期待できる治療法です。

*1 Trivedi,M.H.et al.:Am.J.Psychiatry,163(1),28-40,2006

増強療法に用いられる薬

非定型抗精神病薬
おもに統合失調症などの治療薬として用いられる薬ですが、抗うつ薬による適切な治療を行っても十分な効果が認められない場合、抗うつ薬の効果を高める目的で増強療法に使用されます。
2013年6月現在、うつ病・うつ状態における増強療法として日本で保険適用のある非定型抗精神病薬にアリピプラゾールがあります。
アリピプラゾールは神経伝達物質の一つであるドパミンが過剰に作用している場合には抑制し、ドパミンが抑制されている場合には活性を高める作用(ドパミンD2受容体パーシャルアゴニスト作用といいます)がある薬です。SSRIやSNRIといったセロトニンやノルアドレナリンに作用する抗うつ薬と一緒に使用することで抗うつ効果を高める効果が認められています。
おもな副作用は、不眠、神経過敏、アカシジア(じっとしていられない)、振戦(手足の震え)、不安、体重減少、筋強剛、食欲不振、傾眠、寡動(表情の動きが少ない)、流延(よだれが出る)、体重増加、吐き気、嘔吐、ジストニア(筋緊張異常)などが報告されています。
薬剤名 適応症
アリピプラゾール うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)
統合失調症
双極性障害における躁症状
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