回復を促す家族の接し方

回復に伴走する気持ちで接してみましょう

「統合失調症だから仕方ない・・・」などとあきらめず、小さなお子さんや思春期のお子さんに接する気持ちで丁寧に対応してみてください。統合失調症の患者さんは架空と現実を混同してしまいがちなところなど、子どものような部分をもっているともいえます。初心にかえって子育てをやり直すような気持ちで接してみませんか。

1.話をよく聞いてあげましょう

ご家族は幻聴や妄想に大げさに反応しないように注意し、じっくりと話を聞き、その真意を理解するよう努めましょう。

2.巻き込まれすぎないようにしましょう。


・ご本人ができることは手を出さない。


・家事手伝いなどの役割をはっきりさせる


・ご本人のやり方やペースを尊重する。

3.短期目標と長期目標をつくる。

短期目標:少しの努力で達成できるような具体的な課題を生活の中で作ってみましょう。
例: 本人…朝起きられるようにする。食事の時間を決める。
家族…お気に入りの目覚ましを買ってあげるなど環境を整える。 など
長期目標:ひとつひとつの努力の積み重ねを育てて大きくすることをイメージしましょう。
例: 本人…回復して正社員として働く。ボランティア活動の指導員となる。
家族…本人の適性を見極め、必要な技術を身につけるための援助をする。など
焦らない:一歩一歩、ゆっくり行く者が一番遠くへ行けることを忘れずに(童話の「うさぎとかめ」のように)。
例: 家族、本人ともに「ありがとう」や「お願いします」を忘れずに。
失敗してもくよくよせずに、できることを繰り返しながら少しずつ経験を積み重ねていきましょう。

4.希望をもって接しましょう

症状の再燃や再発があったり、ひきこもり症状が遅々として改善しなかったりした場合も、ご家族が前向きな態度を示すことが大切です。せっかく治ってきたのにと落胆したり悲観したりせずに、ご本人の状況をありのままに受け入れる気持ちを持ち、「大丈夫、あせらないでいこう」と言ってあげてください。

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