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1.どのような病気ですか?

「統合失調症」とは、以下のような特徴を持った精神障害のひとつです。
  1. 統合失調症とは、直接の原因がないのに考えや気持ちがまとまりにくくなり、そのためにご本人が困難や苦痛を感じたり、回復のために治療や援助を必要とする状態を指します。実際には、いくつかの異なった病気の集まりであろうといわれています。失調というのは、一時的に調子を崩したという意味で、回復の可能性を示します。

  2. 根本的な原因はまだわかっていませんが、何らかの脳の機能異常と心理社会的なストレスなどの相互作用が関係すると考えられています。

  3. 日本全国で74万人の患者さんが治療を受けておられます*)。また、一生の間にこうした状態になる率は、およそ100人に1人とされています。

  4. まとまりきれない心の内容が、現実とは異なった形を取り、幻覚や妄想となることがあります。これは脳内の情報伝達物質がバランスを失ったためで、その多くは薬が効きます。幻覚や妄想は、他の病気にもみられるものです。

  5. 薬や心理社会的な介入(社会生活に対応する訓練など)による新しい治療法が普及し、社会参加をめざしたリハビリテーションも進歩しました。早期に適切な治療を行うことによって、今では多くの患者さんが回復し、社会参加しています。ただ、一部には疲れやすさや神経の敏感さが残ることもあります。

  6. どうやって社会参加を支援していくのかということが、これからの課題です。そのためには心ない偏見を無くしていくことが重要です。

*)平成14年厚生労働省患者調査
〔統合失調症の一般向け説明(日本精神神経学会「精神分裂病の呼称変更委員会」作成)より転載〕

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